少子高齢社会を生き抜くオバサンの勉強日記

2020年4月から通信制大学院で勉強してます!

論文検索をやってみた

論文の書き方の本などを読んでいると必ず出てくるのが先行研究です。

自分がやろうとしている研究を誰かがすでにやっていないかを調べる必要があるのですね。

もしそれを知らずに発表なんぞしてしまったら、盗作疑惑をかけられてしまうそうです。

怖いですね。

研究はオリジナルでないと全く価値がないということなんです。

それほど重要なことなんだというのを今更ながら知り、自分のやろうとしているテーマの先行論文があるのかを調べることにしたわけです。

CiNiiという論文検索サイトがあるのでさっそく検索してみました。

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そうしますとちょっと近いような内容のものもありましたが、すっかり同じものはなさそうでした。

全く同じものはダメですが、少しでも新発見があるものならOKです。

いくつかをピックアップして、今後の参考のために読んでみようと思います。

データを集めるようなタイプではなく、この分野って文献の解釈に関する論文になるんですよね〜。

つまりそれは原典の読み込みに全集中!しなければなりません。

鬼滅風にいうと「書の呼吸!壱の型、漢文読解!」(全く強そうではない!?)といったところでしょうか・・・。

ようやく密教学概論のレポート完成!

密教学概論のレポート4つ、やっと完成しました!

今回は時間がかかりましたが、その分何回もテキストや参考文献を読んだせいか、もの凄く理解が深まった気がします。

いつもは弘法大師空海の原典を参照するときにはこの全データが入っているCD−ROMを使いますが、

今回は時間に余裕がなくて少ししか使いませんでした。

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その代わりに他の本はいろいろ参考にさせていただきました。

空海教学の真髄: 『十巻章』を読む

空海教学の真髄: 『十巻章』を読む

 

↑ こちらの『十巻章』の解説本は分かりやすかったです。

 

↑ こちらのビギナーズシリーズは初心者向けなのでとても読みやすいです。

本来なら原典の漢文を自分で訳して読むのが一番の勉強ですが、

最初に口語訳で意味を把握してから、原典に戻るのもありかなと思います。

 

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↑ こちらには主に『秘蔵宝鑰』について、とても格調高い解説が読めるのですが、私には難しくてよく分かりませんでした。

もう少しレベルアップしたらまた挑戦してみようと思います。

この空海の晩年の著書である『秘蔵宝鑰』といえば、

序文は何度読んでも味わい深いんですよね〜。

「悠々たり、悠々たり、はなはだ悠々たり」から始まる文章はリズミカルで大好きです。

有名な「生まれ生まれ生まれ生まれて、生の始めに暗く、死に死に死に死んで、死の終わりに冥し」では、

人びとがただ輪廻転生を繰り返すことに対して「そんな生き方しててええの?」と嘆いているようですよね。

平安時代初期にもっと自分のこころと向き合って生きようと説いているのですが、

現代にもその考えは十分通用するのではないでしょうか。

いずれにしてもまだまだ相当読み込まなければ理解できない世界ではあります。

 

 

 

 

後期授業料が引き落とされました~

後期授業料として

¥175000 

が今朝引き落とされました~!

このお金を無駄にしてはいけない!と

気持ちを引き締めました。

 

決して安くはない金額ですが、通学制に比べればリーズナブルではないでしょうか。

もっとリーズナブルなのは放送大学の大学院で、2年間で

¥466000

なのですよ。

もっと研究科が充実していれば迷わず行っていたかもしれません。

通学制の大学などは年間で50〜100万円かかることを考えると、

やはり通信制はありがたいです。

それにしてもイギリスなどに比べると日本はまだまだ遅れています。

コロナをきっかけにもっといろんな大学が通信制にチャレンジしてくれないでしょうかねぇ〜。

 

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今日のランチは職場の近くでマグロ丼セットをいただきました。

 

 

学習支援の動画

本日、今年の分の学習支援動画が配信されました。

家で拝聴できるなんてありがたいですね。

さっそく朝から見てみました。

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「学術論文の書き方」

私もそろそろ取り組まないとなーと思っていたので、グッドタイミングでした。

具体例を示しながら話していただいたので、今までモヤモヤしていたことが分かったような気がします。

レポートの提出が一段落したら、テーマを本格的に絞り込んでいかないとヤバいです。

そして今年度中に担当の先生に相談したいですね。

 

そういえば8月末に提出したレポートの評価がまだ来ていなかったのでメールで問い合わせをしましたら、

担当の先生は体調不良のようで少し時間がかかるようです。

その先生は大丈夫なのでしょうか?心配ですね。

今は完成しそうなレポートを2800文字くらい書けたので、

あと1000文字頑張って書こうと思います!

レポートをスラスラ書くには?

数日前にようやくレポートが完成しました。

実は今取り組んでいる密教学概論は4単位なので、4本レポートを提出しなければなりません。

トータル1万6000文字も!

そのうちの2本がようやく書けました。

当初は9月中に終える予定でしたが、やはり無理でしたね〜。

 

さて、次のレポートに取り掛かるのですが、私のやり方としては最初にテキストと参考文献をサラリと読みます。

そうするとなんとなくテーマがひらめくんです。

課題として出されているものは、だいたい抽象的だったり、範囲が広かったりするので、

自分でテーマをある程度絞ったほうがまとめやすくなります。

テーマがひらめくと、どういう風に話を進めていくかを決めていきます。

例えば、○○は△△っていうことなんじゃないかなーなんて漠然と考えたとするとします。

このへんは通勤中のボーッとしている時間なんかに考えるんですけど、ここまで考えておけばもう半分できたようなものです。

考えがまとまっていれば、文章にまとめていくのは早いです。

自分の考えてだけ述べても説得力がないので、似たようなことを書いている文章を探して引用したり、

参考にしたりしていくと字数が稼げます。

引用したい文章はワードなどのレポート原稿ファイルに書いておけば、あとから移動するのも簡単ですし、

自分の考えも思いついたときにここにメモっておくとさらに便利です。

 

とはいえ、なかなかひらめかないときはあります。

そういう時は捻り出すしかないのですが、基本はいろんな本を読んでみることですね。

あと息抜きのテレビや関係ないところからもヒントがあるので、

頭の片隅にはやるべきレポートのことが常にある状態にしておくといいのかもしれませんね。

実質的にこの頭の中での作業に時間がかかりますね。

 

そういうわけで、今は空海の思想の特徴を深く理解するためにいろいろ読んでいる段階です。

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空海の思想といえば「十巻章」といって、

『菩提心論』一巻、

『顕密二教論』二巻、

『秘蔵宝鑰』三巻、『即身成仏義』一巻、

『声字実相義』一巻、

『吽字義』一巻、

『般若心経秘鍵』一巻

なのですが、他に空海が影響を受けている

『釈摩訶衍論』や『大日経疏』なども含めると、膨大な量に及んでしまいます。

ですからレポートにまとめるならこの中のどの角度から攻めて行こうかなとなるわけですよね〜。

自分の興味が強いところは話もどんどん進めることができるので、

意図的にそこに寄せていくのもテクニックですよね。

まだまだ自由自在に論じられませんので、

レポートをたくさん書いて、論文もスラスラ進められるといいなーと今はまだ人ごとです。

 

 

 

学習支援

ブログ更新が滞っている間にも、実はこの前投函した4つのうちの2つのレポートの評価と試験課題が送られてきました。

評価はどちらも良でした。まぁ最初なのでこんなものでしょう。とりあえず通ったのでよかったです。が、新たにまた課題を提出しなければなりません。これを出せば単位をゲットできるハズです。締め切りはまだ先だし、最初の課題の半分の文字数だから何とかなるハズです!

それよりも問題は密教学概論がさっぱり進んでいないことです。忙しいのを言い訳にしていましたが、実はさっぱりよく分からなくて、半分放置してしまいました。テキストがまたチンプンカンプンでして、10回くらい読んだんでもやっぱりよく分かりませんでした。

これまでにも関連のある本を読んできたつもりでしたけど、概要だけしかとらえていなかったのだとなぁと思いました。初期仏教から大乗仏教、そして密教への展開を丁寧に読み込んで、ようやく本質にたどり着けたように思いましたがそれでもやっぱり難しいです。

ところがつい先日、過去の学習支援の動画を視聴することができてそれを何気なく見ていたら、ハッとするくらいよく理解できてびっくりしてしまいました。直接先生から聴いた方がわかる場合もあるんですね~。ある意味これが密教的伝授方法なのかもしれません。要するに師匠である方から直接教えられることで(実際直接ではないのですが)初めて理解できる内容もあるし、それには受けるほうもある程度の知識がないと理解できないということです。

1人で勉強することが多い通信の弱点もあるわけですけど、とにかくヒントを得られたので書けそうな気がしてみました。

さて先ほどの学習支援ですが、当初は10月に東京で行われる予定の会に参加するつもりでいましたが、コロナのせいで中止です。でも今年の動画配信を10月26日にしてくれることになりました。過去の学習支援会のお話も聴けたので、逆に得した気分です。実際役に立ちましたしね。

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このようにGoogle ドライブで過去の動画ファイルを共有することができました。

まだ全部視聴していないのですが、論文やレポートの書き方のお話もあるようなので今後の参考になりそうです。

 

試験結果が返ってきた〜

昨日、仕事から帰ったらスクーリング授業の試験結果が返ってきてました。

“合格”でした。

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まぁ、よほどのことがない限り大丈夫だとは思いましたが

とりあえず、2単位ゲットですね。

それと、日曜日にポストに投函したレポートが料金不足で戻ってきてました〜!10円不足か〜、ガックシ!。

100gはいっていないと思っていたんですが、超えていたんですね。

(通信課題は第四種郵便なので、100g以内は15円です。)

10円切手を追加して再投函してきました。

 

昨日からはいよいよ「密教学概論」に取りかかりました。

これは4本レポートを書かないといけないのですよ。

本当は最初にやろうとしたのですが、よく分からなくて一回挫折した科目です。

なんといってもこれが柱となるところなので、完璧に理解する必要があるんです。

私もですが、密教っていうと怪しげなイメージがありますよね。

確かに修行と称して非倫理的なことをしていた時代もあったようで、そこだけクローズアップされてしまうとヤバイと思うかもしれません。でも長い歴史の中のほんの一部分だけ見て、イメージしてしまうのもおかしな話です。

仏教のできる以前の古代インドでは、バラモン教がすでに密教の元祖のようなことをやっていたというし、

大乗仏教の最終形態が密教というのは事実なのですから、全く切り離して考えてはダメだということは分かってきました。

そんなわけで、原始仏教あたりからまた勉強しております。