少子高齢社会を生き抜くオバサンの勉強日記

2020年4月から通信制大学院で勉強してます!

ようやく密教学概論のレポート完成!

密教学概論のレポート4つ、やっと完成しました!

今回は時間がかかりましたが、その分何回もテキストや参考文献を読んだせいか、もの凄く理解が深まった気がします。

いつもは弘法大師空海の原典を参照するときにはこの全データが入っているCD−ROMを使いますが、

今回は時間に余裕がなくて少ししか使いませんでした。

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その代わりに他の本はいろいろ参考にさせていただきました。

空海教学の真髄: 『十巻章』を読む

空海教学の真髄: 『十巻章』を読む

 

↑ こちらの『十巻章』の解説本は分かりやすかったです。

 

↑ こちらのビギナーズシリーズは初心者向けなのでとても読みやすいです。

本来なら原典の漢文を自分で訳して読むのが一番の勉強ですが、

最初に口語訳で意味を把握してから、原典に戻るのもありかなと思います。

 

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↑ こちらには主に『秘蔵宝鑰』について、とても格調高い解説が読めるのですが、私には難しくてよく分かりませんでした。

もう少しレベルアップしたらまた挑戦してみようと思います。

この空海の晩年の著書である『秘蔵宝鑰』といえば、

序文は何度読んでも味わい深いんですよね〜。

「悠々たり、悠々たり、はなはだ悠々たり」から始まる文章はリズミカルで大好きです。

有名な「生まれ生まれ生まれ生まれて、生の始めに暗く、死に死に死に死んで、死の終わりに冥し」では、

人びとがただ輪廻転生を繰り返すことに対して「そんな生き方しててええの?」と嘆いているようですよね。

平安時代初期にもっと自分のこころと向き合って生きようと説いているのですが、

現代にもその考えは十分通用するのではないでしょうか。

いずれにしてもまだまだ相当読み込まなければ理解できない世界ではあります。