瑞巌寺と円通院をぶらり
今日は朝から曇り模様ですが雨は降らなさそうだったので松島にある瑞巌寺まで行ってきました。
瑞巌寺も先日行った毛越寺と中尊寺と同じように慈覚大師円仁が開創しましたが、初めは名前は天台宗延福寺だったそうです。鎌倉時代に円福寺となり、江戸時代には伊達政宗公が参入してきて豪華になっていったんですね〜。贅を尽くしたと言いましょうか。瑞巌寺という名前も政宗公の意向が反映されたとのことです。こちらの宝物館には仏像はあまりなくてちょっと残念でしたが、政宗公関係の資料などはいろいろ勉強になりました。政宗公の娘、五郎八姫、いろはひめと読むんですね。何でも結婚して15年めにしてできた子だったので、男児の名前しか用意していなかったそうです。生まれてきたのは女児だったけどそのまま使ったとかって面白いですね。
この姫は家康の六男忠輝の正室になったものの、忠輝が改易したので出戻りで出家し天麟院として晩年を過ごしたそうです。昔の偉い方の身内にあたる女性って、このように出家すること多いですよね。瑞巌寺の近くには天麟院という寺院があり、奥の方に五郎八姫の御霊廟がありました。
さて本堂はとにかく豪華です。唐戸や欄間には総透かし彫りの彫刻が施され、金ピカの襖絵がたくさんあって目の保養になりました。
写真撮影は禁止なので拝借しましたが、こんな感じです。
海のほうには五大堂があります。五大明王像を安置したのでそう呼ぶようになったそうです。なんでも坂上田村麻呂が東北遠征時に造ったということです。今建っているのは政宗公が再建したものです。
このように小さい島に建物があるんですけど、よく建てましたよね〜。
何気に瑞巌寺のとなりにある円通院のお庭が立派でビックリしました。
これは松島湾に実在する七福神の島を表しているそうです。
一面苔の絨毯なんですよ!
なんと墓地の近くにはバラ園がありました。ここだけイングリッシュガーデンみたいな雰囲気です。
これは支倉常長がローマから持ち込んだとのことですよ。
きっと僧侶の方々が薔薇の世話をしてるんでしょうね。ステキです。
きっと季節ごとにいろんな花が咲くんでしょうね。また春とかに来てみようと思います。
なんか今日はこのお庭に一番感動しました。
そして最後にまたずんだ餅を食べてしまいました。やっぱりずんだ最高。