空海が確立した真言密教の思想について、今レポートの構成を考えているところです。
まだまだ理解が足りないところでもあるので、今日はこのような本を読んでみました。
こちらは前に買った古書ですが、インド思想の潮流が分かるので度々参考にしています。
ホントインド人って凄いなぁと思います。
あのインダス文明が興ったのが紀元前2600年頃ですからねー。
難しいことを考えつく人が出てくるのも当然ですよ。
そしてこちらはビギナーズシリーズ。
もう何回も読んでいますが、読むたびに空海の独自の理論が分かってくるような気がします。
もっと理解するためにも、空海が影響を受けている『大日経』や『菩提心論』も今後避けては通れない道ですし、
空海の文章もさらに繰り返し読み込まないといけません。
ところでこの『即身成仏』、
私も最初は生きたまま仏になる「即身仏」と同じ類なのかと思っていましたが、
全くもって別物だということが今では分かりました。
『即身成仏』は簡単にいうと、
仏陀観というか、仏の捉え方が他の仏教とは違うということなんです。
空海の凄いところは、その理論をただ説明するだけではなく、
実践方法も詳しく示していることです。
現代のマインドフルネスにも通じているんじゃないでしょうか。