少子高齢社会を生き抜くオバサンの勉強日記

2020年4月から通信制大学院で勉強してます!

心理学に興味をもった理由

息子君、11歳。小学5年生です。まずは生い立ちを。

 

1歳児健診とか3歳児健診とか、特に何も問題なし。

保育所にいるときに言われたことは「よく一人で遊んでます」でも友達から誘われたときには一緒に遊ぶことはふつうにできました。特におかしいと思ったことはなし。

あ、保育所を2回ほど脱走したことがありました。

1回目は、うんちをしたかったけど家が近くだったのでつい走って家まで行ってしまったようです。

ちょうど家(アパート)には誰もいなくて鍵もかかっていたため、家のドアの前でうんちをしてしまいまして、その後帰ってきた私はびっくりしたわけですよ。家の前にうんちがあったので。駐車場であそんでいた息子を発見して問い詰めると「犬がやった」と言いました。すでに保育所から連絡をもらっていた私は息子のお尻を確認しましたら、ドアの前のものと同じ形態の物を見てだいぶ叱りましたね~。

2回目は別の保育所でしたが、夫が車で迎えに行くと息子はふざけて夫に見つからないようにかくれんぼをしているうちに、先に歩いて家の方に帰ろうとしたようです。が、前回とは違って家がちょっと遠いのでかなり大騒ぎになりました。保育所の先生も一緒になって捜索したら家の近くの自動車販売店の駐車場にいたところを発見しました。

この頃から前兆があったのでしょうか。

 

 

さて小学校に入学。最初は始業のベルがなっても教室に戻ってこない、隣の教室でいつまでも遊んでいる、授業が始まっても準備ができない、授業参観があると後ろにある私の方をず~っと見ているなんてことがありました。「かなり落ち着かないですね、でも勉強は頑張ってますよ」と言われました。でも秋ころにはすっかり学校生活にも慣れて落ち着いて授業を受けていたようです。家でも毎日宿題を熱心にしていたし、一人で留守番もできました。

 

小学校3年生のときに入院しました。食事制限やら親と離れるなどのストレスがたまったせいか、急に病院で暴れてしまいました。退院してからも家で夜におしゃべりが止まらなくて寝るのが遅くなったり、やたらとジャンプしたり。学校では授業中にうろうろしたり、床で眠ったりなどの行動が目立ってきたために先生と面談を何回かしました。

発達外来を受診して『自閉症スペクトラム』の診断を受けました。

発達障害と言われても、ただのストレスからきたものなんじゃないかと思っていたのでなかなか納得できませんでした。

確かに指示がないとうまくできないこともありますけど、ちゃんと空気読めるし、人の顔をうかがって行動するし。

落ち着きがないので病院で薬を処方されましたが、それを飲むと眠気が強くなってますます学校で寝てしまうため2週間くらいで中止になりました。

発達支援センターにも相談し、学校と家族とセンターの職員とで今後どのように支援していくか話し合いました。学校には支援学級もありましたがとりあえずまだそちらには行かず普通学級で頑張っていこうということになりました。

担任の先生だけでは大変なので補助員の先生を増員する申請をしますと言われました。

そんなこんなでなんとか学校の先生に助けられながら5年生も終わりのところまできています。

小さい時にはあんまり分かりませんでしたが、息子の友達の成長を間近に見ていると、うちのはやっぱり発達が遅れているのかなぁと感じることもしばしばあります。

冬休み後に息子の友達に会った時には「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!」と言われてびっくりしました。うちのも外では言えてるのかな~、いや無理だよな~。

 

ここまで話が長くなりましたが、こういう経験をしてとくに人間の発達や教育に興味を持ったのです。どうやったら自立した大人になるのか、親がいなくなっても生きていけるようになるにはどうすればよいのか。それからもちろん発達は子どもだけではなく、自分のような大人でも高齢者でも関係があります。自分はこんな経験をしたおかげで今まで考えもしなかったことに興味がわき、自分自身の成長・発達にもつながっているのです。すごいですよね。

ということで続けられるだけ続けていきたいです。