少子高齢社会を生き抜くオバサンの勉強日記

2020年4月から通信制大学院で勉強してます!

クローン病の始まり

クローン病とは

主として口腔から肛門までの全消化管に、非連続性の慢性肉下種性炎症を生じる原因不明の炎症性疾患である。(Wikiより)

身体の内部で起こることなので初期の頃は見た目的には分かりません。実は見た目的に何かおかしいぞと分かる頃にはだいぶ症状が進んでいるのです。

うちの息子の場合は小学2年の春頃から足にボツボツのできものができました。そんなにかゆくもなく、痛くもなく、ほっとしていたらそのうちに自然に消えるので特に気にもしていませんでした。

でもそれが次第に頻回にできるようになり、膿をもったりして黒っぽくなったりもするようになりました。

そのボツボツができる場所は最初は両足の足背から下腿でしたが、大腿やお尻にもできるようになりました。でもなぜか腕とかおなかとか顔とかには1、2個くらいはできたけど、ほとんど下半身に集中していました。

皮膚科を受診しましたが、はっきりした病名は分からず、いろんな軟膏を処方されましたが、どれも効果はありませんでした。

「これじゃ、プールにも入れないね」と話していたころにたぶんステロイド剤の内服薬を処方されたら、まもなくボツボツが消えました。何とかプールには間に合ったと思います。「やれやれ、よかったね」と安心したのもつかの間、3年生の夏休みの終わりに肛門近くにできものができました。

椅子に座れないほど腫れるし、痛いし、高熱も出るわで近所の小児科を受診しました。そしたら「すぐに大きい病院で切ってもらってください」と紹介状を渡されました。すぐに入院となり眠らされて切開してもらいました。

3日くらいで退院しましたが、その後定期的に受診したところ傷の治りもよくないし、またなるかもしれないと言われました。

秋くらいから下痢や腹痛などの症状が出てきて、冬休みには血便も出るようになり

痔瘻もできてしまいました。クローン病はいよいよ疑いから確信へと進んでいきました。

全身麻酔で痔瘻の手術をした後、こども病院に紹介され本格的に精査のため入院しました。

大腸カメラ、胃カメラの検査をしましてようやくクローン病の診断が下りました。

最初のボツボツから1年以上経過してましたね。まさかあのボツボツを見てクローン病だとは思いません。クローン病の症状にそんなボツボツがでるとも書いてませんから、まれなケースなのかもしれません。こういうこともあったという例として紹介してみました。